【読書】妻が怖くて仕方ない

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買い物依存症になり、800万円もの借金をした妻。
それを夫(作者)には打ち明けず隠していた。

 

借金の返済は、作者がすべて肩代わりしている。
驚くことに、妻の母親が「助けてあげなきゃ」と援護射撃をしてきたらしい。
信じられない。

 

作者の家庭は、共働きで一人の子供がいる。
仕事に行く前に家事などを済ませて出かける、自称「マメ夫」。
家事育児に関して割合の差はあるにしても、それなりにやっているように見える。
にもかかわらず、妻は、こうなった原因は作者にあると言い放った。
ますます信じられない。

 

前半を読み進め、後半、夫婦崩壊のシナリオを期待した。
作者が妻に三下り半を突き付けることを期待した。

 

でも、違っていた。
作者は、こうなった原因は自分に原因があると結論付けている。

妻への愛を確認すると同時に、僕ら夫婦が不仲になっている原因の過半は僕にあると思い至った。
51%でも過半数になるが、控えめに言っても7割、やはり8割は僕のせいだ。
思考は柔軟性に欠け、コミュニケーションも不足しており、愛のフィルターで妻を正視できていなかった。
僕は変わる必要があると気づいた。

 

自分は家庭のことをちゃんとできていると思っている夫は多くいると思う。
自称イクメンのパパは多い。
だが、実はそうじゃない家庭も多いはずだ。

 

「自分は家庭のことをしっかりできている」と思っている世のお父さん。
一度、読んでみるといいかもしれない。