小さい店だったとしても大きい店に勝てるのが今の時代

なぜウチより、あの店が知られているのか? ちいさなお店のブランド学

 

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SNSを使った知名度アップノウハウ集。
お店の知名度を上げてお客さんに来てもらうにはSNSでどのように発信するのがよいかを教えてくれている。
正確にはSNSだけではないが、多くはSNSの活用と言っていいだろう。
すでにSNSでお店の情報を発信している人にとっては、何が足りないのか?どうすればいいのか?のヒントがあるはず。
チェックリスト的な利用もできそうだ。

 

SNSの活用を説明しているが、テクニックだけではダメだということも教えている。
結局は、そのお店自体が良いものを売っていることが大前提。
お店の一番のウリを見出し、延ばし、来てもらったお客さんに良かったと言ってもらえることが大事だ。

 

つまり、成功しているお店は、
・自分たちが持っている強みや特徴をよく知り、それを深く追求できている。
・それに加えて、SNSなどを利用してうまくお客さんに自分のことを知ってもらえている。
ということだ。

 

後半、4つのお店の事例インタビューが載っている。
不純喫茶ドープの代表 井川さんのブランドづくりに関するアドバイスが印象深い。

自分の引き出しの中からしか物事って出てこない。
(中略)
だから自分の引き出しの中の好きなものの深度を増やしていくこと。

 

ブランド力を高めようと、他から良さそうなものを持ってきても中途半端で終わってしまう。
自分の中にある得意や好きをしっかりと延ばすことでしか、他との差別化できる何かは出来上がらない。

 

いいもの作ってSNSで発信している(つもりだ)けどうまく行ってない、という人は読んでみるといいかもしれない。