【読書】ちゃんと「読む」ための本 人生がうまくいく231の知的習慣

 

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私の読書スタイルはいわゆる乱読。
いろいろなジャンルの本を手に取り、ざっと読んだり、ちゃんと読んだり。
途中で読むのを止める時だってある。
本に書かれた大量の文字の中から、少しでも自分に役立つ一文が見つかれば良いな~という気持ちで読む。

 

本書のタイトルを見た時、あなたの読書スタイルはダメだと言われると思っていた。
だって「ちゃんと読むための本」だから。
でも、そうではなかった。大枠は私の読書スタイルに近かった。

 

本書の「ちゃんと読む」とは、
(1) 本の概要を把握する(ブラウジング
(2) その中から気になった部分を読み込む(リーディング)
(3) 更に、自分に必要な部分をピックアップする(切り抜き、刈り込み)
(4) それを自分のものにする
ということだった。

 

特に (3) の切り抜き、刈り込みに関して筆者は徹底しており、ここがまさに「ちゃんと読む」の部分だ。
先ほど、私の読書スタイルに近いと書いたが、明かにここについて、私はこの領域には達していない。
そのため、非常に参考になった。

目安は、マーカーで線を引きたくなるようなテキストが7、8割を占めていて、かつギリギリ記事の趣旨がつかめること。
「これ以上カットしたら何の話かわからなくなる!」と危機感を覚えるくらいが理想です。

ただ削ればいいということではなく、削る過程で何度もその箇所を読み込むことになる。
結果、頭に入るというのが筆者の主張だ。
なるほど。たしかに読んだ本を自分のものにするにはこれくらいやらないといけないのかもしれない。

 

このような作業は、時間がかかるうえに面倒臭い。
ただ、それをやると自分の記憶に残りやすくなるのも実感としてある。

 

ちょっと刈り込みをがんばってみたい。