【読書】これが正解!他社と差がつく商品紹介文

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私の職種は営業ではないので、商品紹介文を書くことはないのだけれども。
人に分かりやすく伝えるという点においては、プレゼンなども同じだと思うし、参考になると思い読んでみた。
実際、社内プレゼンや普段のコミュニケーションでも使えそうな例文やTipsも多く紹介されていた。

 

商品紹介文を作るとき、セルフ・インタビューで考えると良いとし、その解説に多くのページを割いている。
セルフ・インタビューとは、あらかじめ質問を用意して、質問に回答する形式で紹介文を考えるやり方だ。
確かに、何かを説明するとき、何もないところからいきなり説明するより、疑問点がわかっていた方が説明しやすい。
なぜこんなに安いんですか?他の商品と比べてどこがいいんですか?何歳から使えまか?などの質問を想定して回答を考える。

 

これはプレゼン資料を作る時でも応用できるだろう。
プレゼンする相手がしそうな質問を想定して、それに合わせて資料を組み立てる。
社長にプレゼンするときと、課長にプレゼンするときとでは、内容は変わるはずだ。

 

質問に関するピン!ポイントの1つに、「自分と同じ」と感じてもらうための質問が紹介されている。

心理学に「類似性の法則」と呼ばれるものがあります。
簡単に言えば「自分と同じことを相手に見つけると、急に親近感が湧く」というものです。

わかる。
どんな年代のお客さまが多いですか? → 60代のお客さまが多いです。
どんな体質の人のための商品ですか? → 小麦アレルギーの子どもが安心して食べられる米粉を使った商品です。
通勤電車の乗る人全員が対象ですか? → 通勤電車で1時間以上立ちっぱなしの人をターゲットにしています。

 

自分が60代以上であれば、
近くに小麦アレルギーの子どもがいたら、
いつも通勤電車で立ちっぱなしでつらかったら、
話の続きを聞こうと思う。

 

商品紹介文を書くことはおそらくないだろう。
文書作成術やプレゼン力向上のヒントを得ることができた。